会員によるコンサートシリーズ グリーグへのオマージュ No.3 Troldsalen i Tokyo (プロジェクト Vol.39)
~ノルウェー・日本外交関係樹立 120 周年記念コンサート~
特別ゲスト:バーバラ・ドブレッツベルガー(モーツァルテウム大学音楽学部教授)
本年 2025 年は、日本・ノルウェー両国の外交関係樹立 120 周年の節目の年となります。これを記念し、会員によるコンサートシリーズ「グリーグのオマージュ No.3」を標記の内容で開催する運びとなりました。
この度の記念コンサートでは、特別ゲストとしてバーバラ・ドブレッツベルガー氏(モーツァルテウム大学音楽学部教授)をお迎えし、国際的な音楽学者の視点から「音楽によるコミュニケーション:日本におけるエドヴァルド・グリーグの音楽」の講演を行っていただきます。講演会は英語で行われますが、スピーチの概略(日本語訳)を当日配布する予定です。講演後、コンサートに移行しますが、演奏分野は、ピアノ独奏・声楽・室内楽(ヴァイオリンとピアノ、フルート・ピッコロとピアノ)・ノルウェー民族楽器ハーディングフェーレでバラエティーに富んだ構成となりました。プログラムは、E.グリーグの作品を主に、J.シベリウス、A.B.グレンダール、H.アルヴェーン、F.マルタン、S.ラフマニノフ、そして初演となる河内琢夫会員のハーディング・フェーレの新作他、多彩な演目で聴きごたえ満載です。
120 年という日本とノルウェーが辿ってきた長い歴史に思いを寄せ、そしてこのコンサートが次世代に繋がる新たな音楽交流の幕開けとなるよう願いを込めて開催したいと思います。
ノルウェー・ベルゲンにあるグリーグ博物館内のトロルサレンでは、ステージ後方にグリーグの作曲小屋やノーロース湖を眺めながら様々な演奏会が開催されています。このトロルサレンに想いを寄せながら、東京の豊洲文化センターホールから世界的名器 Fazioli278F の重厚で美しいピアノサウンドと共に E.グリーグの音楽観を堪能してみませんか?
コンサートチケットは、2 月 1 日から発売を開始します。チラシをご参照ください。
多くの方々のご来場を心よりお待ち申し上げます。
イベント名
会員によるコンサートシリーズ
グリーグへのオマージュ No.3 Troldsalen i Tokyo(プロジェ クト Vol.39)
~ノルウェー・日本外交関係樹立 120 周年記念コンサート~
日時:2025年 5月 23 日(金) 18時00分 開演 (17時30分 開場)
会場:豊洲文化センターホール
住所:東京都江東区豊洲 2-2-18 豊洲シビックセンター5F
電話:03-3536-5061
最寄駅:東京メトロ有楽町線・新交通ゆりかもめ「豊洲駅」徒歩1分
主催:日本グリーグ協会
後援:ノルウェー大使館
マネジメント:一般社団法人 東京国際芸術協会
チケット:全席自由:会員 3,500 円、一般 4,000 円
チケット取り扱い
●会員・一般
日本グリーグ協会 Tel&Fax:03-3959-7574
Mail : info@grieg.jp
HP:https://www.grieg.jp
●一般のみ
東京国際芸術協会 Tel:03-6806-7108
HP:https://www.tiaa-jp.com
【出演者】
特別ゲスト:バーバラ・ドブレッツベルガー(モーツァルテウム大学教授、音楽学者)
ピアノ独奏:大野舞(演奏家会員)、手塚充代(演奏家会員)、正木文惠(維持会員)
室内楽(ヴァイオリン、ピアノ):安保美希(維持会員)、藤田有希(非会員)
室内楽(フルート・ピッコロ、ピアノ):若狭玲衣(演奏家会員)、西野奈苗(非会員)
声楽:大川りえこ(演奏家会員)、北奈賀子(演奏家会員)、土居千亜紀(演奏家会員)、馬淵元子(維持会員)
ピアノ伴奏:山口亜弥子(演奏家会員)、清水真美(非会員)、本間くみ子(非会員)
ハーディングフェーレ・ヴァイオリン:高橋和歌(維持会員)
作曲家:河内琢夫(一般会員)
【講演】18 時 00 分~18 時 20 分
講演:『音楽によるコミュニケーション:日本におけるエドヴァルド・グリーグの音楽』
*配布資料有り
講師:バーバラ・ドブレッツベルガー(オーストリア・モーツァルテウム大学音楽学部教授)
バーバラ・ドブレッツベルガー Barbara Dobretsberger プロフィール
モーツァルテウム大学(ピアノ教育学)、ザルツブルクとウィーンの大学(音楽学とドイツ言語学)で学ぶ。学位論文では、ボグスワフ・シェッフェルを主としたポーランド・アヴァンギャルドの音楽に焦点を当てた。2003 年、「ピエール・ブーレーズのソナタ第1番と第2番 ー構造主義的思考の現象」の論文で大学教授資格を取得。器楽と声楽の形式に関する教科書など関連著書多数。熱心な教育学者、研究者として、定期的にヨーロッパ、アジア、アフリカに客員教授、講師として赴き、日本の大学でも数多くの客員講義を行っている。音楽と言語の関連、モーツァルト、ベートーヴェン、グリーグ、その他作曲家の音楽への多様なアプローチ(音楽と政治、音楽の意味と受容、分析と解釈など)、現代音楽に焦点を当てた研究、音楽分野における異文化間現象を探求している。
【コンサート】18 時 30 分~21 時過ぎ (休憩含む)
プログラム
E.グリーグ
:『人々の暮らしの情景』作品 19
:『ヴァイオリンソナタ第3番』作品 45
:『抒情小品集』より
:『心の旋律』作品 5 より
:『9 つの歌とロマンス』作品 18 より
:『ヘンリク・イプセンの 6 つの詩』作品 25 より
:『ノルウェー舞曲』作品 35 より
:『自作の歌曲によるピアノ曲 第 2 集』作品 52 より
:『ノルウェー』作品 58 より
河内琢夫
:『ハーディング・フェーレのための新作』(初演)
他
J.シベリウス、A.B.グレンダール、H.アルヴェーン、F.マルタン、S.ラフマニノフの作品
*プログラムが決定次第、メール会報(会員対象)、本協会のホームページ、SNS 等でお伝えいたします。